身体のバランスを整える専門家_勝どきカイロプラクティック

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2012年11月2日金曜日

運動が糖尿病患者の老化を予防する


 
日常的な運動によって、2型糖尿病患者における心血管系の早すぎる老化を遅らせられることが、米コロラド大学医学部のAmy Huebschmann氏らの検討でわかった。健常な成人は40~50歳代に10年間あたり10%のフィットネス(運動能力)を喪失するが、2型糖尿病ではそれよりさらに20%多く喪失が進行するといわれる。こうした運動能力の加速的な喪失が、糖尿病患者のより若い時期からの障害発生や死亡リスクの上昇につながっている。「2型糖尿病患者では運動だけでなく、スーパーで角を曲がるといった日常の何気ない動作にも何らかの障害を持ちがちだ」と同氏。

過去の研究でも、日常的な運動が糖尿病患者の心血管系の老化を遅らせることは指摘されていたが、同氏らは今回、12~20週間の運動トレーニングによってフィットネスレベルを最大40%改善できることを明らかにした。今回の研究結果は先日、コロラド州で開かれた米国生理学会、米国スポーツ医学会、カナダスポーツ生理学会の共催による運動学会議で発表された。学会発表時の研究データや結果はピアレビューを経た雑誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。
「フィットネスは永久に失われるものではないと言うこともできる。改善できるというのは素晴らしいニュースだ」と同氏は述べている。ただ、日常的な運動で糖尿病患者の運動能力を健常成人と同レベルに担保できるというものでもないという。糖尿病患者にも運動のメリットがあることは確かだが、中強度の運動を週150分という推奨される基準を満たすのは難しいからだ。

現在、どうすれば糖尿病患者が目標とする運動レベルに到達できるか研究中だという同氏は、「2型糖尿病は健康に非常に悪い影響を与えるが、日常的な短い歩行や身体運動といったシンプルな介入でも改善させることはできる」と述べている。
米国疾病管理センター(CDC)によると、米国では人口の9%以上が糖尿病に罹患しており、その多くが2型糖尿病と推計されている。(HealthDay News)



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