キャリック神経学講座の6回目
全300時間のうち、今回で90時間を終えました。
今回は自律神経の機能について。
難解な講義内容にもようやく慣れてきました。
毎回Dr.キャリックの症例映像を見るのですが、
今回はこんな症例です。
【症例】
健康的な 65 歳の男性。
下部腰椎に疼痛があり、左臀から膝けて
大腿後外側にひろがる。
右仙腸関節部にこわばりと痛みがある。
最近、両方のふくらはぎが攣れる。
以前には、両足まで下肢痛があった。
このところ右側の頸筋が張ってきた。
左股関節で外転と外旋の可動域が減退。
別に特別な症例ではなく、腰痛を訴えられる方に
よくある症状です。
一般的なカイロプラクターならどのように施術を
進めていきますか?
・モーションパルペーション
・関節ROMのチェック
・SOTやAKのブロック
・頭蓋
・経絡
・アジャストメント
・ART
・テーピング療法...etc
キャリックは上記のような検査&施術は行わず、
自律神経は左右正常に機能しているか、
一次体性感覚野は正常に機能して、自分の身体感覚を
正しく認識しているか、対光反射は正常か、小脳は
正常に機能しているか、眼底鏡による動脈/静脈径の割合の検査...etc
すべてを「脳の機能障害」と結びつけて治療を
進めていきます。
到底思いつかないようなことばかりです・・・。
アクティベーターで施術を行っていると、不思議な現象に
出会います。
例えば、うつ伏せで起立筋や臀部筋の左右の隆起(高さ)が
明らかに違う状態なのに、施術後には均等になってしまうような
ことです。
筋肉への緩和操作などは行わず、関節の機能不全箇所に
専用器具で振動を加えるだけです。
このような経験から筋肉の緊張状態をモニターし、
トーンをコントロールしているのが各関節だということは
経験上、理解できます。
しかし、「では、なぜ関節に神経機能障害が生じるの?」という
質問に対しては明確な答えが現時点では出せません・・・。
その答えが、「脳の機能障害」という考え方に
見出せそうな気がしています・・・。
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