最近、お水の摂取量をクライアントさんに尋ねることが多くなっています。
ここ2~3年は夏がとても暑いので、メディア等の投げかけもあって、意識せずともお水をよく飲まれたと思います。しかし、この冬の寒い時期になってくると、なかなかお水を飲まなくなりますよね。
だいたい個人差はあるものの、人が一日に必要とするお水の量は3.8リットルくらいだと言われています。えっそんなに!!に感じると思いますが、そのうち2リットルくらいは3度の食事で摂取できるようです。よって、よく巷で言われている「お水をだいたい2リットルくらい飲みましょうね」というフレーズはこの引き算から導かれる訳です。水分は夏でなくても毎日取らないといけないものです。
その水分摂取の仕方ですが、冷たい水と温かい湯、空腹時と食事中では違いがあります。そして、「お水は胃ではなく腸で吸収される」ということを覚えておく必要があります。
早く、腸にお水を送りたければ冷たい水をおすすめします。
冷たい水で胃は刺激され、ガストリンというホルモンが分泌されます。これにより胃が活発になり、小腸へと水分を運びやすくなります。猛暑時や、激しい運動後、入浴後など体温が上がり発汗が多い時は、できる限り早くお水を補給したいので冷たいお水がおすすめ。
胃に食物がある状態で水分を摂取すると内容物と一緒に胃に留まってしまうので、速やかに腸へと移動できなくなってしまいます。効率よく水分を摂取したければ、空腹時に冷たい水をチビチビと飲むのが良いですね。
但し、冷たい水の功罪ははっきりとはわかりません。
ベッキーさんのように冷たいお水は飲まないという方もいますし、冷たい飲み物を一気に大量に飲むと、胃腸が冷え、消化が悪くなり、下痢などの症状を引き起こす。下痢を起して代謝や血行が悪くなってむくみが生じるとセルライトができやすくなる。なんてことを言う人もいます。
(ほんっとかな~)
しかし、お水を飲む「功」はありますので、まずは「喉が渇いた」という軽い脱水症状がおきる前に、水を飲む習慣を付けましょう。
お水を飲むメリットとしては下記が挙げられます。
1.ダイエット効果
炭酸飲料やジュース、アルコールなどハイカロリーな飲み物に代わり、水を飲むことで減量が期待でき、脂肪やカロリー、糖分を含まないのでダイエットに最適。また空腹の時は、ただ単に喉が渇いているだけということもあるので、意識して水を飲んでみてください。
2、心臓病予防
一日に水をコップ5杯飲む人は、2杯以下しか飲まない人に比べ、心臓発作で死に至る人が41%も低いという調査結果があります。
3、カラダが軽くなす
軽い脱水症状だとしても、水分が足りないと体はだるさや疲れを感じ、疲労や筋力の低下、めまいも引き起こしてしまいます。
4、頭痛予防
頭痛の原因はいろいろありますが、脱水症状だと頭痛を引き起こしてしまう場合もあります。
5、美肌
水を飲むと肌が綺麗になります。一週間、十分な量の水を飲むと、肌の調子の良さを実感するはずです。
6、消化が良くなる
食べ物を消化するためには、たくさんの水が必要です。また胃酸を調節したり、便秘解消も期待できます。
7、解毒効果
水は毒素や老廃物の排泄に役立ちます。
8、ガンのリスクを減らす
水を十分飲むことで、ガンのリスクを減らします。例えば結腸ガンの危険を45%、膀胱ガンの危険を50%減らすことができます。
9、スポーツでのパフォーマンスUP
水が足りないと体がだるくなったり、重いものを持ち上げる事が困難になるなど、スポーツ(競技)をする人にとって大問題になります。練習前・練習中・練習後、必ず水を飲むようにして、十分な水分補給をしてください。
特に4の頭痛に関しては、効果があると思います。
お水の摂取量を多くしただけで症状が軽くなったというクライアントさんは結構いらっしゃいます。
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