彼が20代の時の著作なのですが、とても難解な読み物です。
「真に重大な哲学上の問題はひとつしかない。
自殺ということだ。人生が生きるに値するか否かを
判断する、これが哲学の根本問題に答えること
なのである。それ以外のこと、つまりこの世界は
三次元よりなるかとか、精神には九つの範疇が
あるのか十二の範疇があるのかなどというのは、
それ以後の問題だ。そんなものは遊戯であり、
まずこの根本問題に答えなければならぬ 」
こんな冒頭で始まります。
(よくまあ、20代でこんなことを・・・)
この本を手に入れたのは19歳の頃でした。
なぜか今でも捨てられず私の手元にあります。
簡単に内容を説明すると、人間やこの世の不条理を
扱った哲学書です。
ちなみにアルベール・カミュの兄の娘の息子が、日本でタレント
活動しているセイン・カミュさんらしい。
(あまり不条理なものは感じないのだが・・・)
私にとってのこの本の魅力は・・・
そして私の自慢は・・・
手にいれてから十数年たった今でも
完全読破できていない・・・
自分が読むその歳によって
解釈の仕方が変わるからか
「あーそうねぇ」と読んでる途中で考え事を
してしまい、途中で中断する。
そして、また時間が経って、
前に読んだとこまで最初から読み直す。
そしてまた考えごとが始まる・・・
それの繰り返しである。
前回はいいとこまでいったので、今年の年末に
勝負をかけたいところである。
おそらくまだ400円程度の書物なので、
ぜひみなさんもご一読を。
私みたいに一生手放せない本に
なるかもしれませんよ。
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