身体のバランスを整える専門家_勝どきカイロプラクティック

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2010年10月4日月曜日

腱鞘炎に対する施術について

先週末、手首の腱鞘炎の主訴で来院された方がいました。

施術はいつも通りでアクティベーターで
神経関節機能障害をチェックして、リセット。
最後に軟部組織にアプローチするために
キネシオテーピングを施し、周辺の皮膚を
緩めるエクササイズをアドバイス。

クライアント(患者)さんからは、「なんで手首なのに全身?」という
質問を受けました。

腱鞘炎のことを医者は「使い過ぎが原因」と説明します。
その方も病院で、そのような説明を受けられていました。

でも、本当に「使い過ぎ」が原因なのでしょうか?

私は「うまく使えていない」のが原因だと思います。
では、なぜうまく使えないのでしょうか?
それは、体幹が安定していないから、手首より近位にある
関節が正しく機能していないからだと思います。

同じ時間、同じ量の練習をしているテニスプレイヤーが
数人いるとして、テニス肘に悩まされる群とそうでない群に
分かれるのは、肘の使い過ぎが原因ではなく、肘を上手に
(かかる負担を最小限に)使用していないのが原因だと
考えられます。

先日、友人との会話で「関節の安定化ってなんだよ?」と
いう質問をされました。
私が考える「関節の安定化状態」とは、ROM範囲内での
動きに対して、

どの動きに対しても、加えられる
圧力・張力の変化を
ストレスとして感じない状態。

だと考えます。
ストレスとして受け取ってしまう関節は
周辺の筋群を緊張状態にしてしまいます。

上述の手首腱鞘炎のクライアントさんの場合では、
やはり患側の各関節(胸鎖関節、肩鎖関節、肩甲上腕関節、肘関節、
手関節)の方が、健側よりも神経エラーが多く出現しています。
そして、

 それらを一つ一つクリアーにする=症状が改善しやすいカラダになる

ことだと考えています。

腱鞘「炎」というくらいですから「炎症」が生じています。
その部位に何を施してもその場での完治は不可能です。

改善しやすい体内環境の構築の手助けしか我々にはできません。
そのためには体幹・四肢関節の安定化の再構築が
最も重要だと考えています。










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