主訴は慢性腰痛(マッサージに行っても治らないと来院)
股関節、膝関節、足関節の可動性は問題なし、
仙腸関節、L5/S1も問題なし。
たいてい慢性腰痛をお持ちの方は
股関節の可動性低下が見られるのですが、
この方の場合、非常にスムーズに可動する。
ハイパーモビリティーとも思えない。
生理範囲内でのスムーズさである。
アクティベーターでの施術をスタート。
ベーシック・プロトコルを終え、追加の
四肢の検査を加える。
ここで患側の股関節に極端な
神経エラー反応が出ました。
「あんなに可動性が十分確保されているのに・・・」と
正直、びっくり。
関節の動きの「良い」 or 「悪い」と
関節の神経機能の状態は、必ずしも一致しないということです。
患側の股関節の神経エラー(上方と後方)を除去した途端、
腰痛が消失しました。
モーション・パルペーション主体の検査で、
果たして、この原因に気づけたか?
AKならば、
①患側股関節にTL→インディケーター筋をMMT
→筋力弱化→問題ありと判断
②どの方向に問題があるのか判定するために、
各方向にチャレンジ→インディケーター筋のMMT
という流れの検査になるだろう。
しかし、これでは時間がかかってしまう。
おそらく、このクライアントさんの場合、
日常生活において、股関節の動きそのものが
腰に負担をかけていたのではない。
理由は分からないが、関節が正しく
固有感覚情報を発信できない状態となり、
周辺筋群の生理的な緊張が阻害されて
いたのでしょう。
(あくまで個人的な意見)
今まで、この状態をリセットできずにいたので、
腰痛が慢性化してしまっていたのであろう。
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